中学英語の基礎シリーズ⑭|人称代名詞の使い方 ― I・my・me・mineの違い

こんにちは、学び舎びえいです。

中学英語の基礎シリーズ第14回は、「人称代名詞の使い方」を取り上げます。

I・my・me・mineという並びを、声に出して覚えたことがある方も多いのではないでしょうか。でも、並びは言えても、英文を書くときに「どれを使うの?」と迷うことがあります。

使い分けのポイントは、文の中でどんな役割をしているかです。まなふく先生と一緒に、例文で確認していきましょう。

■ 人称代名詞は、名前の代わりに使う言葉

人称代名詞は、人やものの名前の代わりに使う言葉です。

Tom is a student.
トムは学生です。

He likes English.
彼は英語が好きです。

2つ目の文の He は、Tom の代わりに使っています。同じ名前を何度も繰り返さずに伝えられるのですね。

I は「私」、you は「あなた」、he は「彼」、she は「彼女」、it は「それ」、we は「私たち」、they は「彼ら・彼女ら・それら」を表します。

これらは、文の中での役割に合わせて形が変わります。

■ 「私は・私が」なら I ― 主格

「誰が?」にあたる、文の主語になる形を「主格」といいます。

I like English.
私は英語が好きです。

この文では、英語が好きなのは「私」です。そのため I を使います。

She likes music.
彼女は音楽が好きです。

こちらは「彼女」が主語なので、She を使います。

■ 「私の」なら my ― 所有格

「誰のものか」を説明する形を「所有格」といいます。

This is my book.
これは私の本です。

my は、book が「誰の本か」を説明しています。

所有格のポイントは、名詞とセットで使うことです。

・my book=私の本
・your bag=あなたのかばん
・her pen=彼女のペン

「誰の?」+「もの」という組み合わせで覚えましょう。

■ 「私を・私に」なら me ― 目的格

動作の相手などを表す形を「目的格」といいます。

Please help me.
私を手伝ってください。

この文では、手伝う相手は「私」です。そのため me を使います。

Please tell me.
私に教えてください。

「教える相手」が私の場合にも、me を使います。

ここで、my と me を比べてみましょう。

my book
→「私の」本

help me
→「私を」手伝う

my は名詞の前で「誰のものか」を説明し、me は動作の相手が「誰か」を表しています。

なお、目的格は前置詞のあとにも使います。

This is for me.
これは私のためのものです。

日本語の「を・に」だけを手がかりにせず、例文の中で使う位置も一緒に確認すると理解が深まります。

■ 「私のもの」なら mine ― 所有代名詞

それだけで「誰のもの」を表す形を「所有代名詞」といいます。

This is my book.
これは私の本です。

This book is mine.
この本は私のものです。

この例では、my book と mine が同じものを指しています。

my はあとに名詞をつけますが、mine はそれだけで「私のもの」という意味になります。

× This is mine book.
○ This is my book.

mine のあとに、book を重ねてつけないようにしましょう。

■ 人称代名詞の変化を一覧で確認

主格所有格目的格所有代名詞
Imymemine
youyouryouyours
hehishimhis
sheherherhers
ititsit―
weourusours
theytheirthemtheirs

※ it の所有代名詞は、初級では「―」として扱います。

まずは I・my・me・mine を、次の意味と結びつけてみてください。

「私は」→「私の」→「私を・私に」→「私のもの」

そのうえで、ほかの人称も例文と一緒に確認していきましょう。

■ 確認クイズ

かっこの中から、正しい言葉を選んでみましょう。

①(I / My / Me)am a student.
私は学生です。

② This is(she / her / hers)bag.
これは彼女のかばんです。

③ This book is(my / me / mine).
この本は私のものです。

【答えと解説】

① I
「私は」という主語なので、主格の I を使います。

② her
「彼女のかばん」と、名詞 bag の前で持ち主を説明するので、所有格の her を使います。

③ mine
「私のもの」をそれだけで表すので、所有代名詞の mine を使います。

■ 迷ったら、文の中の役割を確認しよう

人称代名詞は、並びを覚えることに加えて、「どんなときに使うか」を理解することが大切です。

「誰が?」なら I。
「誰の?+名詞」なら my。
「誰を・誰に?」なら me。
「誰のもの?」なら mine。

一度にすべてを覚えようとせず、まずは短い例文を声に出して練習してみましょう。文の中で使う経験を重ねることで、少しずつ使い分けが身についていきます。

英語の「わからない」を、一つずつ「わかる」に。
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